ばいきんまんの性格と人間関係を解説！声優や心に響く名言も紹介

ばいきんまんは、アンパンマンを倒して世界をバイキンだらけにすることを使命とする、本作の最大にして最高の悪役です。

天才的な発明家であり、だだんだんをはじめとする数々のメカを開発してはアンパンマンに戦いを挑みます。

「ハ行」の発音を「ヒ行」で話すのが特徴で、「ハヒフヘホー！」という高笑いは彼の代名詞。

いつも作戦は失敗に終わりますが、決してへこたれず、何度でも立ち上がる不屈の精神を持っています。

悪役でありながら、どこか憎めない、物語に不可欠な存在です。

ばいきんまんの声を担当しているのは、レジェンド声優の中尾隆聖さんです。

中尾さんは、『ドラゴンボールZ』のフリーザ役としてもあまりにも有名で、そのカリスマ的な悪役演技は他の追随を許しません。

ばいきんまんのコミカルな部分と、悪役としての恐ろしさ、そして時折見せる人間（？）臭さを、その唯一無二の声で見事に表現しています。

放送開始から現在に至るまで、一度も交代することなくばいきんまんを演じ続けており、まさに「ばいきんまんの声」そのものです。

ばいきんまんの魅力は、その天才的な発明能力にあります。

代表作である巨大ロボット「だだんだん」は、数々の改良を重ね、アンパンマンを何度も苦しめました。

また、地中を進む「もぐりん」や、空を飛ぶUFO「バイキンUFO」も、彼の移動と悪事に欠かせないメカです。

さらに、アンパンマンの顔をカビさせる「かびるんるん」を培養するなど、生物兵器（？）の開発にも長けています。

彼の発明品は、アンパンマンワールドの科学技術レベルを遥かに超えており、その才能は計り知れません。

ばいきんまんの日常は、相棒であるドキンちゃんに振り回される毎日です。

ドキンちゃんのわがままに「俺様は家来じゃないぞ！」と怒りながらも、結局は彼女の願いを叶えるために奔走してしまいます。

特に、ドキンちゃんが思いを寄せるしょくぱんまん関連の頼み事は、不満を漏らしつつも断れません。

アンパンマンという共通の敵（？）がいながら、その関係は単純な協力者ではなく、兄妹のようでもあり、主従のようでもある、非常に複雑で面白いものです。

ばいきんまんは、単なる悪役という言葉では語り尽くせない、深い魅力を持ったキャラクターです。

アンパンマンを倒すという目的のために、日々努力を惜しまない発明家であり、何度負けても次なる作戦を練るポジティブさも持っています。

ドキンちゃんに振り回されたり、時にお人好しな一面を見せたりと、その人間臭さが多くのファンを惹きつけてやみません。

彼がいなければ、アンパンマンの物語は始まらない、まさに最高のライバルと言えるでしょう。