松田陣平の性格と人間関係を解説！声優や心に響く名言も紹介

警視庁警備部機動隊の爆発物処理班に所属していた元刑事、松田陣平。

手先が器用で、どんな爆弾も一瞬で解体してしまう天才的な腕を持っていました。

サングラスと黒いスーツ、そして常に咥えているタバコがトレードマーク。

ぶっきらぼうな言動とは裏腹に、仲間を思う気持ちは人一倍強く、親友の仇を討つために捜査一課へ転属しました。

わずか7日間の在籍でしたが、その生き様は多くの人々に影響を与えました。

松田陣平のクールでニヒルな声は、神奈延年さんが担当しています。

神奈さんは『マクロス7』の熱気バサラ役や、『NARUTO -ナルト-』の薬師カブト役など、熱い役から知的な悪役までこなす実力派です。

松田刑事の持つ、一見すると無気力に見える態度と、その奥に秘めた熱い刑事魂、そして殉職間際に見せた優しさを、深みのある演技で表現しています。

彼の存在が初めて語られたのは「揺れる警視庁 1200万人の人質」（36-37巻）です。

親友・萩原研二を殺した爆弾犯を追い、観覧車のゴンドラ内で殉職しました。

死の直前、彼は爆弾のありかを示すヒントと、佐藤刑事への想いをメールで残し、多くの人の命を救いました。

このエピソードは、ファンの間で伝説として語り継がれています。

スピンオフ作品『警察学校編 Wild Police Story』では、降谷零たち同期との青春時代が描かれ、彼の人間味あふれる一面を知ることができます。

警察学校の同期である降谷零、萩原研二、伊達航、諸伏景光とは、固い絆で結ばれていました。

特に萩原研二とは無二の親友であり、彼の仇を討つことが捜査一課への転属理由でした。

捜査一課で教育係だった佐藤美和子とは、短い期間ながらも特別な感情が芽生えていました。

彼が最後に送ったメールは、佐藤刑事の心に深く刻まれています。

彼の死は、佐藤刑事だけでなく、降谷零をはじめとする多くの人々のその後の人生に大きな影響を与えています。

松田陣平は、本編での登場は回想シーンのみでありながら、その強烈な個性と悲劇的な最期によって、読者に忘れられない印象を残した伝説的なキャラクターです。

彼の勇気ある行動と仲間を思う心は、佐藤刑事や警察学校組のメンバーに受け継がれ、今もなお物語の中で生き続けています。