ゴクウブラックの性格と人間関係を解説！声優や心に響く名言も紹介

ゴクウブラックは、『ドラゴンボール超』の「“未来”トランクス編」に登場した、孫悟空と瓜二つの姿を持つ悪役です。

その正体は、第10宇宙の界王神見習いであったザマスが、スーパードラゴンボールを使って悟空の体を乗っ取った姿です。

「人間0計画」を掲げ、自身の歪んだ正義感から人間を滅ぼそうとします。

丁寧な口調とは裏腹に、その性格は極めて残忍で、人々を絶望させることに喜びを感じるという歪んだ心を持っています。

ゴクウブラックの声は、孫悟空役でおなじみの野沢雅子さんが担当しています。

悟空と同じ声でありながら、その口調や声色からは冷酷さや邪悪さがにじみ出ており、野沢さんの卓越した演技力を感じさせます。

悟空、悟飯、悟天、バーダック、ターレス、そしてゴクウブラックと、一人で多くのサイヤ人キャラクターを演じ分ける姿は、まさにレジェンド声優のなせる業です。

彼女の演技が、ゴクウブラックの不気味な魅力を最大限に引き出しています。

ゴクウブラックは、独自の形態である「スーパーサイヤ人ロゼ」に変身します。

その名の通り、髪やオーラが美しい薔薇色に輝くのが特徴です。

この形態は、ザマスが悟空の力を完全に自分のものにしたことで発現しました。

「神の気」を持つサイヤ人であるゴクウブラックならではの変身であり、その強さはスーパーサイヤ人ブルーに匹敵、あるいはそれ以上とされています。

美しくも禍々しいその姿は、彼の歪んだ美学を象徴しています。

ゴクウブラックの協力者であり、もう一人の自分とも言えるのが、別の時間軸から来たザマスです。

二人は「人間は愚かで、宇宙を汚す存在である」という共通の思想を持ち、「人間0計画」を遂行するために手を組みます。

不死身の体を持つザマスと、悟空の体で無限に強くなるゴクウブラックのコンビは、悟空たちを極限まで追い詰めました。

二人の歪んだ思想と協力関係が、未来のトランクスの世界を地獄へと変えた元凶です。

ゴクウブラックは、主人公・孫悟空の姿を悪用したという点で、ドラゴンボール史上でも特に異質でインパクトのある悪役です。

その強さと冷酷さ、そして歪んだ正義感は、視聴者に強烈な印象を残しました。

悟空の体を持ちながら、その心は神（ザマス）であるという複雑な設定も、彼のキャラクターをより魅力的なものにしています。