神威の性格と人間関係を解説！声優や心に響く名言も紹介

宇宙最強の戦闘民族「夜兎」の血を引く、神楽の実の兄です。

春雨の第七師団団長を務め、常に笑顔を絶やさない好青年に見えますが、その本性は強者と戦うことのみを至上の喜びとする戦闘狂です。

「弱い者には興味がない」という信条を持ち、家族や部下であろうと、弱さを見せれば容赦なく切り捨てようとする冷酷さを持っています。

神威の声を担当しているのは、声優の日野聡さんです。

その爽やかで明るい声質が、神威の持つ狂気と表裏一体の無邪気さを際立たせています。

主な出演作には「鬼滅の刃」の煉獄杏寿郎役や、「オーバーロード」のアインズ・ウール・ゴウン役などがあり、熱血キャラクターから悪役までこなす実力派として知られています。

「吉原炎上篇」（コミックス25-26巻／アニメ139-146話）で初登場し、夜兎の血に目覚めた神楽や、吉原最強の男・鳳仙を圧倒するほどの戦闘力を見せつけました。

「烙陽決戦篇」（コミックス62-64巻／アニメ317-328話）では、父・星海坊主との壮絶な親子喧嘩を繰り広げ、その戦闘への執着と家族への複雑な想いが描かれました。

かつて、病気の母を救えなかった父・星海坊主を憎み、夜兎の「親殺し」の風習に従って彼を襲撃し、左腕を奪いました。

その結果、家族は崩壊し、妹の神楽とも袂を分かつことになります。

彼の戦闘への渇望は、強くなることで家族を守れなかった過去の無力さから逃れるための、歪んだ愛情表現でもありました。

神威は、銀魂における最強クラスの敵役の一人でありながら、その背景には深い家族愛と悲しみを抱えたキャラクターです。

彼の強さへの渇望は、家族を愛するがゆえの歪んだ叫びであり、その不器用な生き様は多くの読者に強烈な印象を残しました。

最終的には神楽や銀時との戦いを通じて、再び家族と向き合っていきます。