コムギの純粋さがメルエムを変えた軌跡を解説！声優や軍儀の才能も紹介

キメラアント編に登場する、盲目の少女です。

東ゴルトー共和国発祥の盤上競技「軍儀」の天才的な才能を持ち、一度も負けたことがありません。

その才能を見込まれ、キメラアントの王メルエムの対局相手として宮殿に召し寄せられました。

彼女の純粋でひたむきな心は、残虐だったメルエムの心に人間的な感情を芽生えさせるきっかけとなります。

コムギ役を担当するのは、声優の遠藤綾さんです。

『マクロスF』のシェリル・ノーム役で一躍有名になり、その後も『らき☆すた』の高良みゆき役や『呪術廻戦』の家入硝子役など、多彩な役柄を演じています。

コムギの持つ純粋無垢な雰囲気と、芯の強さを見事に表現し、多くの視聴者の涙を誘いました。

メルエムとの対局で、負けたら死ぬと覚悟を決め、念能力に目覚めるほどの集中力を見せます（コミックス25巻）。

宮殿が襲撃された際、龍星群によって深手を負いますが、メルエムは彼女を助けるために敵であるネフェルピトーに頭を下げました（コミックス27巻）。

物語の最後、毒に侵されたメルエムの腕の中で、共に軍儀を打ちながら最期を迎えるシーンは、本作屈指の名場面です（コミックス30巻）。

キメラアントの王メルエムとは、軍儀を通して種族を超えた深い絆で結ばれます。

当初はただの対局相手でしたが、やがて互いを唯一無二の存在として認識するようになります。

王直属護衛軍のネフェルピトー、シャウアプフ、モントゥトゥユピーにとっては、王を「変化」させた存在として、複雑な感情を抱かれていました。

特にプフは、コムギの存在を王の弱点とみなし、排除しようと画策します。

盲目でドジな少女ですが、軍儀に対する情熱と覚悟は誰にも負けません。

その純粋な魂が、生物の頂点に立つ王の心を動かし、愛という感情を教えました。

彼女とメルエムの物語は、HUNTER×HUNTERという作品が持つテーマの深さを示しており、多くの読者の心に永遠に刻まれています。