レオリオ＝パラディナイトの性格と人間関係を解説！声優や心に響く名言も紹介

本作の主要登場人物4人のうちの一人。

金のためなら何でもすると公言し、当初はゴンと対立しましたが、その真の目的は、かつて友人と同じように金がなく医者にかかれずに死んでいく子供たちを無償で救うための医師になることです。

性格は直情的で喧嘩っ早く、情に厚いお人好し。

仲間たちの中では年長者として、兄貴分のような立ち位置で一行をまとめます。

その人間的な魅力は、多くのキャラクターに影響を与えています。

レオリオの声を担当したのは、今は亡き名優・藤原啓治さんです。

代表作は『クレヨンしんちゃん』の野原ひろし役や、『鋼の錬金術師』のマース・ヒューズ役など、数えきれないほどの人気キャラクターを演じてきました。

藤原さんの温かみと深みのある声は、お調子者でありながらも、誰よりも仲間思いなレオリオの人間性を見事に表現しています。

彼の声なくしてレオリオは語れない、と言っても過言ではないでしょう。

レオリオの仲間思いな性格は作中の随所で見られます。

一つ目はハンター試験の最終関門で、親友となったゴンを侮辱した相手に激昂し、合格を棒に振る覚悟で殴りかかったシーン（単行本4巻）。

二つ目は、危篤状態のゴンを顧みないジンに対し、多くのハンターの前で怒りを爆発させ、強烈な一撃を見舞った会長選挙編での演説シーン（単行本30巻）。

そして三つ目は、復讐に心を囚われたクラピカを常に案じ、彼の心の支えになろうと奮闘する姿です。

ハンター試験で出会ったゴン、キルア、クラピカとは、固い絆で結ばれた親友です。

特にクラピカとは境遇が似ていることもあり、互いに深く理解し合っています。

年齢が近いこともあり、兄のようにクラピカを心配する場面が多く見られます。

第13代ハンター協会会長選挙では、ゴンのために無謀な行動を起こしたことがきっかけで、多くのハンターから支持を集め、最終的には十二支んの一員となりました。

レオリオは、念能力者としては他の3人に比べてまだ発展途上かもしれませんが、彼の最大の武器はその人間的魅力と、仲間のために自らを犠牲にできる熱い心です。

彼の真っ直ぐな言葉と行動は、しばしば行き詰まった状況を打破し、仲間たちの心を繋ぎとめます。

戦闘能力だけでなく、人間としての器の大きさが彼の真の強さであり、物語に不可欠なムードメーカーと言えるでしょう。