猗窩座とは?プロフィールを一覧で紹介
誕生日 | 不明 |
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身長・体重 | 173cm・74kg |
組織 | 十二鬼月 |
階級・立場 | 上弦の参 |
声優 | 石田彰 |
猗窩座は、十二鬼月の中でも屈指の実力を持つ上弦の参の鬼です。
至高の強さを求める武闘派であり、常に強者との戦いを渇望しています。
弱者を蔑視する一方で、自身が認めた強者には敬意を払い、鬼になるよう勧誘することもあります。
女性は決して殺さず、食べないという独自の信念を持っていますが、その理由は彼の悲しい人間時代の過去に深く関係しています。
煉獄杏寿郎を死闘の末に葬った、作中でも屈指の人気を誇る敵キャラクターです。
猗窩座の担当声優は石田彰さん!経歴と主な出演作
猗窩座の声を担当しているのは、声優の石田彰さんです。
石田さんは、『新世紀エヴァンゲリオン』の渚カヲル役や、『銀魂』の桂小太郎役など、ミステリアスで中性的な役から、狂気的な役までこなす、唯一無二の声を持つ実力派です。
猗窩座の持つ戦闘狂としての一面と、その裏に隠された悲哀、そして人間時代の純粋さを、その繊細かつ力強い演技で見事に表現しています。
人間時代の悲しい過去と武術への執着
猗窩座が強さに執着する理由は、人間時代の「狛治(はくじ)」としての過去にあります。
病気の父のために盗みを働き、その後出会った師範と恋人・恋雪を守れなかった無力感から、彼は強さを求め続けました。
コミックス18巻で描かれたこの過去は、彼の行動原理のすべてを説明するものです。
守るべきものを全て失った悲しみと怒りが、彼を破壊の限りを尽くす鬼へと変貌させたのです。
煉獄杏寿郎との死闘と鬼舞辻無惨への忠誠
猗窩座を語る上で欠かせないのが、コミックス8巻での炎柱・煉獄杏寿郎との戦いです。
彼は煉獄の実力を高く評価し、鬼になるよう執拗に誘いますが、煉獄はこれを拒否。
互いの信念を懸けた戦いは、鬼滅の刃全体を通しても屈指の名勝負として知られています。
また、彼は鬼舞辻無惨に絶対的な忠誠を誓っていますが、それはかつて自分を救ってくれた(と同時に地獄へ突き落とした)存在だからです。
猗窩座の心に響く名言3選
「お前も鬼にならないか?杏寿郎」
まとめ:猗窩座は強さを求め続けた悲劇のキャラクター
猗窩座は、圧倒的な強さを持つ冷酷な鬼ですが、その本質は人間時代に守りたかったものを守れなかった、悲しい青年・狛治の姿です。
彼の強さへの渇望は、過去の無力感の裏返しであり、その戦いは常に空虚さを伴っていました。
最期に人間としての記憶を取り戻し、愛する人の元へ旅立った彼の姿は、多くの読者の涙を誘いました。
敵役でありながら、その悲劇的な背景から絶大な人気を誇るキャラクターです。