笹舟の性格と人間関係を解説！声優や心に響く名言も紹介

アニメ第4期第2話「東方の森」に登場した、強力な女妖です。

かつて夏目レイコと勝負して敗れ、名を奪われました。

東方の森の妖たちを束ねる存在でしたが、的場一門に捕らえられてしまいます。

レイコに対して、憎しみと同時に、どこか特別な感情を抱いていたような描写があり、その複雑な想いが印象的なキャラクターです。

笹舟の声を担当したのは、俳優としても活躍する廣田行生さんです。

アニメでは『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』のイシカワ役などで知られ、その渋く落ち着いた声で、数多くの脇を固めるキャラクターを演じています。

笹舟の持つ、長として威厳と、レイコへの複雑な想いを、深みのある演技で表現しました。

※廣田さんは男性ですが、笹舟というキャラクターを性別を超えた存在として見事に演じきっています。

笹舟は、友人帳に名を書かれた多くの妖と同様に、夏目レイコという存在を強く意識していました。

アニメ第4期第2話では、レイコに敗れた日のことを回想し、「あんな無茶苦茶な人間は初めてだった」と語っています。

それは単なる憎しみだけではなく、自分を打ち負かしたレイコの強さへの畏敬や、ある種の憧れに近い感情だったのかもしれません。

彼女の遺した孫である夏目と出会い、名を返されるシーンは非常に印象的です。

笹舟にとって夏目レイコは、自分から名を奪った憎い相手であると同時に、忘れられない強烈な存在でした。

その孫である貴志が、レイコとは違い、ただ名を返すために現れたことに、笹舟は戸惑いを見せます。

的場一門から夏目に助け出され、名を返してもらったことで、長年抱えていたレイコへのわだかまりが、少しだけ解けたのかもしれません。

世代を超えた二人の「夏目」との出会いが、彼女の心に変化をもたらしました。

笹舟は、レイコを知る世代の妖として、彼女への複雑な感情を抱えるキャラクターです。

その威厳ある態度と、時折見せるレイコへの感傷的な表情が、キャラクターに深みを与えています。

彼女のエピソードは、友人帳が単なる支配の証ではなく、レイコと妖たちとの間に結ばれた、様々な想いの結晶であることを改めて感じさせてくれます。