露神の性格と人間関係を解説!声優や心に響く名言も紹介

露神とは?プロフィールを一覧で紹介

誕生日 不明
身長・体重 不明
立場
役割 祠に祀られていた神
声優 青野武

アニメ第1期第2話「露神の祠」に登場した、翁の面をつけた小さな妖です。

かつては日照りに苦しむ村人に祀られ、信仰を集めていた神でしたが、時代の流れと共に信じる者がいなくなり、今では消えかけの存在となっています。

唯一自分を信じてくれる老婆・ハナさんのために、夏目に名を返してほしいと頼みに来ました。

その切ない物語は、多くの視聴者の涙を誘いました。

露神の担当声優は青野武さん!経歴と主な出演作

露神の声を担当したのは、2012年に亡くなられた、日本を代表する名優・青野武さんです。

『ちびまる子ちゃん』のさくら友蔵役や、『ドラゴンボール』のピッコロ大魔王役など、その優しくも威厳のある声で、数え切れないほどのキャラクターに命を吹き込んできました。

露神の持つ、神としての威厳と、消えゆく者の哀愁を、その卓越した演技力で見事に表現しています。

露神の信仰と消えゆく運命

露神は、人々の信仰心によってその存在を維持する神でした。

しかし、彼を祀っていた村はダムの底に沈み、今ではたった一人の老婆・ハナさんだけが、彼に会いに来ていました。

そのハナさんも高齢で、彼女が亡くなれば、自分も消えてしまう運命にあることを悟っていました。

信じる者がいなくなれば、神でさえも消えてしまうという、本作の根幹にあるテーマの一つを象徴するエピソードです。

露神とハナさん、そして夏目との出会い

露神にとって、ハナさんは最後の信者であり、大切な友人でした。

彼は、自分が消えることよりも、ハナさんが自分に会いに来る途中で倒れてしまうことを案じていました。

夏目は、露神のその優しい想いに心を打たれ、名を返すことを決意します。

名を返したことで力を取り戻した露神は、最後に一度だけハナさんに会いに行き、満足して消えていきました。

この出会いと別れは、夏目に大きな影響を与えました。

露神の心に響く名言3選

「レイコ、一人はいやだって言ったじゃないか。おれもだよ」

第1巻

まとめ:露神は忘れ去られる神の切なさを象徴する存在

露神の物語は、『夏目友人帳』が持つ、切なくも温かい世界観を象徴するエピソードとして、多くのファンの心に深く刻まれています。

誰かを想う心の尊さと、失われていくものへの哀愁を描いたこの物語は、本作の魅力を語る上で欠かすことができません。

たった一人のためを想い、消えていった優しい神様のことを、きっと誰も忘れないでしょう。

目次