ブラック・レディの性格と人間関係を解説!声優や心に響く名言も紹介

ブラック・レディとは?プロフィールを一覧で紹介

誕生日 6月30日
身長 不明
分類 ブラック・ムーン一族
称号 暗黒の女王
声優 荒木香恵 / 福圓美里

ブラック・レディは、『美少女戦士セーラームーンR』のブラック・ムーン編に登場する、妖艶な魅力を持つ悪役です。

その正体は、未来からやってきたちびうさが、未来の世界で孤独を感じ、邪黒水晶の力を操る賢者ワイズマンに洗脳されて急成長した姿です。

両親(キング・エンディミオンとネオ・クイーン・セレニティ)に構ってもらえない寂しさや、セーラー戦士たちへの嫉妬心といった、心の隙を突かれてしまいました。

セーラームーンたちを憎み、妖しくも悲しい瞳で彼女たちの前に立ちはだかります。

ブラック・レディの担当声優は荒木香恵さん!経歴と主な出演作

ブラック・レディの声を担当されたのは、ちびうさと同じく声優の荒木香恵さんです。

荒木さんは、子供らしいちびうさの声とは打って変わって、ブラック・レディの持つ大人びた妖艶さ、そして心の奥底に秘めた子供のような純粋な寂しさや憎しみを、見事な演技力で表現されました。

同じキャラクターの光と闇の側面を一人で演じ分けたその技量は、多くの視聴者に衝撃を与え、ブラック・レディというキャラクターの悲劇性をより一層際立たせています。

ブラック・レディ誕生の悲しいエピソード

ブラック・レディの誕生は、R編の第85話で描かれます。

30世紀のクリスタル・トーキョーで、両親に愛されていないのではないかという孤独感に苛まれていたちびうさは、ワイズマンの甘い言葉に誘惑されます。

「誰からも愛されない、ひとりぼっちのお前を愛してくれるのは私だけだ」という偽りの愛情を信じ込み、ワイズマンに心を開いてしまいます。

その結果、ちびうさの心の闇が増幅され、邪黒水晶の力によって強制的に大人の姿へと変えられてしまいました。

彼女の誕生は、子供の純粋な寂しさが生んだ悲劇と言えます。

ワイズマンとの関係とセーラームーンへの憎しみ

ブラック・レディにとって、ワイズマンは自分を唯一認めてくれる存在であり、その歪んだ愛情に依存しています。

彼の意のままに操られ、かつて大好きだったセーラームーンやタキシード仮面を攻撃します。

特に、母親であるネオ・クイーン・セレニティ(セーラームーン)に対しては、自分から父親(タキシード仮面)を奪った存在として、強い憎しみを抱いています。

タキシード仮面を誘惑し、セーラームーンに見せつけるという行動は、彼女の愛情への渇望と、満たされない心の叫びの表れでした。

ブラック・レディの心に響く名言3選

「悪い子は、お好き?」

第9巻

まとめ:ブラック・レディは孤独から生まれた悲劇のダークヒロイン

ブラック・レディは、ちびうさの心の弱さや孤独が生み出した、悲しい存在です。

その妖艶で美しい見た目とは裏腹に、その行動原理は「パパとママに愛されたい」という子供の純粋な願いに基づいています。

敵役でありながら、多くのファンから同情と人気を集めているのは、誰もが持つ可能性のある心の闇を体現しているからかもしれません。

最終的にセーラームーンの愛によって救われる彼女の物語は、家族の愛の重要性を教えてくれる、シリーズ屈指の感動的なエピソードです。

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