月城雪兎の性格と人間関係を解説！声優や心に響く名言も紹介

さくらの兄・桃矢の同級生で、大親友です。

常に笑顔を絶やさない穏やかで優しい性格で、誰にでも分け隔てなく接するため、さくらや小狼から絶大な好意を寄せられています。

非常に食欲旺盛で、どんなに食べても太らない体質です。

実は、彼の正体はクロウカードの守護者の一人「月（ユエ）」の仮の姿。

雪兎自身はその事実を知らずに生活していましたが、物語が進むにつれて自身の存在に違和感を抱くようになります。

その儚げな雰囲気と、底知れない優しさが魅力のキャラクターです。

月城雪兎の声優は、緒方恵美さんが担当しています。

緒方さんは、その中性的な声質で男女問わず幅広い役柄を演じることで知られ、『新世紀エヴァンゲリオン』の碇シンジ役、『幽☆遊☆白書』の蔵馬役、『呪術廻戦』の乙骨憂太役など、数々の国民的アニメで主要キャラクターを演じてきました。

雪兎役では、キャラクターの持つ優しさや穏やかさ、そして内に秘めた儚さを見事に表現しています。

また、もう一つの姿であるユエも緒方さんが演じており、その冷徹な声との演じ分けは圧巻です。

雪兎の優しさは、さくらや小狼に対する態度によく表れています。

さくらが作ったお弁当をいつも「おいしい」と笑顔で食べたり、小狼の緊張を優しくほぐしたりする姿は、多くの視聴者の心を掴みました。

一方で、彼の存在には不思議な点も多く見られます。

例えば、祖父母と暮らしていると話しているにも関わらず、その家は存在せず、実は一人暮らしであったことが後に判明します（クロウカード編）。

また、極度の眠気に襲われたり、大量に食事を摂ったりするのも、ユエとしての魔力を維持するために無意識に行っていた行動でした。

これらの謎が、彼のミステリアスな魅力を深めています。

木之本桃矢とはクラスメイトであり、何でも話せる大親友です。

桃矢は雪兎の正体を知りながらも、彼の存在が消えないように自身の魔力を与え続けるなど、特別な絆で結ばれています。

木之本桜からは、初恋の相手として強い好意を寄せられています。

雪兎もさくらを大切な存在として気にかけ、優しく接します。

李小狼もまた、雪兎の持つ月の魔力に強く惹かれ、当初は恋愛感情と勘違いしていました。

もう一人の自分であるユエとは、互いの存在を認識した後も、一つの身体を共有するパートナーとして共存しています。

月城雪兎は、その王子様のような優雅な物腰と、誰にでも優しい性格で多くのキャラクターを魅了します。

しかし、その裏には「ユエの仮の姿」という秘密と、いつ消えるかもしれないという儚さを抱えています。

彼の魅力は、底なしの優しさだけでなく、時折見せるミステリアスな一面にもあります。

桃矢との深い絆や、さくらたちの憧れの対象であり続ける姿は、物語に切なさと温かさを与える重要な存在です。