李小狼の性格と人間関係を解説！声優や心に響く名言も紹介

クロウ・リードの遠い親戚にあたる、香港の道士の一族「李家」の出身です。

クロウカードを集めるために香港から友枝小学校へ転校してきました。

登場初期は、さくらをライバル視し、ぶっきらぼうでクールな態度を取ります。

しかし、本来は真面目で正義感が強く、根はとても優しい少年です。

さくらと協力してカードを集めるうちに、彼女のひたむきさや優しさに惹かれていき、次第に恋心を抱くようになります。

中国拳法の使い手であり、剣や護符を使った術で戦います。

李小狼の声優は、くまいもとこさんが担当しています。

くまいさんは、少年役を演じることに定評があり、そのハスキーで熱のこもった声質が特徴です。

代表作には、『メジャー』の茂野吾郎（幼少期）役、『はじめの一歩』の幕之内一歩（幼少期）役、『忍たま乱太郎』の団蔵役などがあります。

小狼役では、登場初期のツンとした態度から、さくらへの恋心に戸惑う思春期の少年らしい繊細な心の動き、そして成長した後の頼もしさまでを、見事に演じ分けています。

小狼の不器用な優しさは、彼の行動によく表れています。

さくらがピンチに陥った時には、ぶっきらぼうな態度を取りながらも必ず助けに入ります。

特に「幻」のカードとの戦い（アニメ第17話）では、さくらを守るために身を挺して立ち向かいました。

さくらへの恋心を自覚してからは、彼女のことになるとすぐに顔を赤くしてしまい、挙動不審になるという可愛らしい一面を見せます。

そして、さくらカード編の終盤、自分の気持ちを伝え、手作りのテディベアを渡すシーンは、彼の大きな成長を象徴する名場面です。

不器用ながらも、自分の気持ちにまっすぐ向き合おうとする姿が、彼の最大の魅力です。

木之本桜とは、クロウカードを巡るライバルとして出会いますが、やがて彼女の優しさと強さに惹かれ、深く愛するようになります。

彼女を守り、支えることが彼の行動の原動力となっていきます。

李苺鈴は従妹であり、婚約者として小狼を追って来日しました。

小狼にとっては大切な家族であり、良き理解者です。

月城雪兎に対しては、その持つ月の魔力に強く惹かれ、当初はそれを恋心だと勘違いしていました。

木之本桃矢からは、さくらの側にいる存在として、常に厳しくも温かい目で見守られています。

李小狼は、登場初期のクールなライバルという立場から、物語を通じて最も大きく成長を遂げるキャラクターの一人です。

彼の魅力は、不器用で照れ屋な性格の裏にある、一途で誠実な心と、目標に向かって努力を惜しまない真面目さです。

さくらと出会ったことで、人を思いやる優しさや、恋する心の痛みと喜びを知り、人間的に大きく成長しました。

ぶっきらぼうな態度から、時折見せる素直な優しさへのギャップは、多くのファンの心を掴んで離しません。